【売買材料】
債券
- 米国市場
米住宅需要の低下や株式市場のリスクオフの強まりに加え、米20年国債入札が堅調な結果だったことから、米10年国債金利は前日比▲0.10%の2.88%に低下して取引を終えた。 - 本日の日本市場
米国金利が低下したことや、日本株の大幅下落が見込まれることから安全資産として債券は買われやすく10年国債金利は低下するとみられるが、欧米金利の先高観は根強く、低下幅は限られたものになるとみられる。
株式
- 米国市場
米住宅需要の低下や米小売り企業の決算悪化を受けて、米国消費に対する不透明感が高まったことから、消費関連株や景気敏感株を中心に幅広く売られたことによりダウ30種平均株価は前日比▲1164ドルの31,490ドルで取引を終えた。ナスダックも、リスクオフ姿勢の強まりから大型ハイテク株が売られ前日比▲566ポイント(▲4.73%)で取引を終えた。 - 本日の日本市場
米国株価が大幅下落したことや、日経平均株価が4日で651円上昇している反動売りから、日経平均株価は大きく下落するとみられるが26,000円を割り込む場面では押し目買いも見込まれ、下値は堅く推移するとみられる。
為替
- NY市場
米株価の下落や米国金利の低下を受けてドル売られる展開となり、一時128.01円となったが、リスクオフムードが強まるなかで流動性の高いドルを買う動きもあり、ドルの下値は堅く推移した。 - 本日の東京市場
リスクオフムードが高まるなかで、低リスク通貨としての円買いと安全通貨としてのドル買いの両方が見込まれ、ドル円は横ばい圏の綱引きの展開になるとみられ、128円台前半での動きになるとみられる。
【今日・今夜の予定】
日4月貿易統計、日3月機械受注
米5月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、米4月住宅販売件数