【売買材料】
債券
- 米国市場
軟調な米経済指標や米国株価の年初来安値の更新を受けて、米10年国債金利は一時2.77%に低下したが、米国株価がプラス圏に浮上するなど底堅い動きを見せたことや債券戻り売りの動きから、前日比▲0.04%の2.84%で取引を終えた。 - 本日の日本市場
米国金利が低下したことや株式から債券への資金シフトの流れから、10年国債金利は低下するとみられるが、国内物価も上昇するなかで金利の先高観は根強く、低下幅は限られたものになるとみられる。
株式
- 米国市場
軟調な米経済指標や米国金利の低下を受けて、ダウ30種平均株価は消費関連株や金融株を中心に下落し一時473ドル下落する場面があったが、前日の大幅下落から押し目買いの動きから一時プラスに転じるなど底堅い動きを見せた。引けにかけて、再度売りに押されたことから▲236ドル安の31253ドルで取引を終えた。 - 本日の日本市場
米国株価が年初来安値を更新するなど投資家心理が悪化していることから日経平均株価は下落するとみられ、前日に508円下落したことへの押し目買い一巡後は軟調な推移が見込まれる。
為替
- NY市場
軟調な米経済指標や米国金利の低下、米国株価の下落をうけて一時127.03円となるなどドルは弱含みの展開となったが、米金利の先高観が根強いなかでドルは底堅く推移し127円台後半で取引を終えた。 - 本日の東京市場
NY市場の流れを受けてドルは下落する可能性があるが、東京市場での売買材料に乏しく、ドル円は横ばい圏で127円台後半での取引になるとみられる。
【今日・今夜の予定】
日4月消費者物価指数、決算(SOMPO、東京海上、MS&AD)